東北旅行#1 イタヤ細工の工房を訪ねて
今回の旅行の目的のひとつ、お願いしていたイタヤ細工のカゴを受け取りに角館を訪れました。
まずは、イタヤ細工の実演販売をしてらっしゃる武家屋敷のひとつ松本家へ。
こちらでは、菅原麻巨(まみ)さんが、イタヤ細工のポーチを作っていらっしゃいました。
松本家には、菅原さんがつくられたお弁当かごやカゴバッグ、また針刺しやイタヤ馬・イタヤ狐など
いろいろなイタヤ細工が展示販売されていました。
松本家には、偶然だそうなのですが、立派なアカイタヤの木がありました。
秋が深まると黄葉するそうです。
麻巨さんからいろいろお話をうかがった後、今度は麻巨さんのご両親の菅原清澄さんと文子さんの
ご自宅でもある民芸イタヤ工房にもお邪魔しました。
私たちがうかがった際は、年末の展示に向けて山ぶどうのカゴを編んでいらっしゃいました。
その様子を詳しく見せていただいて、角館での暮らしののお話も聞かせていただきました。
お忙しい時にお邪魔したのに、親切にしていただいてありがとうございました。
菅原さんは、イタヤ細工のほかに山ぶどうやくるみ、籐などでも籠を作ってらっしゃいます。
それぞれの素材の特性に合わせて形や編み方を決めていらっしゃるそうです。
くるみの皮でできた膝くらいの高さの大きな籠があったのですが、とてもいい表情で、いつか
いただきたいなあと憧れの念をいだきました。
ちなみに今回お願いしていたカゴは、もともと持っていたカゴの蓋になるものをとお願いしたのですが、
普通は蓋と本体は一緒にサイズを合わせてつくるため、微妙なサイズの違いが生じることを心配して
くださいました。
そこで、蓋に合わせてあった本体も一緒にいただくことにしました。
余計にお金を使わせてしまって…と菅原さんは気遣ってくださいましたが、カゴはいくつあっても便利
なので、蓋のない方はキッチンクロスを仕舞うのに使い、蓋のある方は書類やこまごまとしたものを
隠すのに使いたいと思います。
左側が今回いただいたもの、右側が以前jokogumoでいただいたものです。
色の違いが写真で伝わるでしょうか。
つくってらっしゃるところを見せていただいたり、いろいろお話をうかがったので、ますます愛着がわき、
これからもいい色に育てていきたいと思います。