松井天狗堂
京都の木屋町通り、高瀬川沿いの静かな場所に
松井天狗堂はありました。
こちらの三代目は、日本でただ一人手摺りの花札を
作っていらっしゃいます。
ぼくたちは、その花札がどうしてもほしくて訪ねて
みたのです。
玄関の扉を開けて、そおっと入っていくと、肌着のうえに
シャツを羽織りながら奥から三代目が出てきてくださいました。
お店やさんという佇まいではないので一見は断ると
言われたらどうしようと心配していましたが
三代目は、にっこりと笑い花札をたくさん出してきて
説明をしてくださいました。
型紙を使って、一色づつ色を重ねていくこと
下地に金箔をつかったものもあることなど
丁寧に、楽しそうに、説明してくださいました。
その花札は、いままでに見たことのない美しさでした。
ぼくたちは二つ購入させていただき
親切にしていただいたことに何度もお礼を言い、三代目とお別れしました。
あとから知ったのですが、三代目は新たな制作はなさらないそうです。
後継者もいらっしゃらないので、手摺りの花札は残っているものでおしまいになります。
残念なことです。
追記:京都新聞の記事で良いニュースを見つけました。
松井天狗堂の閉店は残念ですが、松井さんにしかできなかった手仕事が別の形でも
継承されていくといいと思います。
松井天狗堂はありました。
こちらの三代目は、日本でただ一人手摺りの花札を
作っていらっしゃいます。
ぼくたちは、その花札がどうしてもほしくて訪ねて
みたのです。
玄関の扉を開けて、そおっと入っていくと、肌着のうえに
シャツを羽織りながら奥から三代目が出てきてくださいました。
お店やさんという佇まいではないので一見は断ると
言われたらどうしようと心配していましたが
三代目は、にっこりと笑い花札をたくさん出してきて
説明をしてくださいました。
型紙を使って、一色づつ色を重ねていくこと
下地に金箔をつかったものもあることなど
丁寧に、楽しそうに、説明してくださいました。
その花札は、いままでに見たことのない美しさでした。
ぼくたちは二つ購入させていただき
親切にしていただいたことに何度もお礼を言い、三代目とお別れしました。
あとから知ったのですが、三代目は新たな制作はなさらないそうです。
後継者もいらっしゃらないので、手摺りの花札は残っているものでおしまいになります。
残念なことです。
追記:京都新聞の記事で良いニュースを見つけました。
松井天狗堂の閉店は残念ですが、松井さんにしかできなかった手仕事が別の形でも
継承されていくといいと思います。
by takatoboku
| 2009-08-21 17:50
| 娯楽