ここのところ、根を詰めてものづくりをしたり、出かけたりすることが多く、気持ちの上で
バタバタとした日々を送っておりました。
そのためか、なかなかゆっくり珈琲を淹れることもなかったのですが、今日は久々に
自分の中でひと区切りがついたので、ゆっくりと濃い珈琲を淹れてカフェオレにしました。

豆は、夫が職場の方にいただいたスターバックスのベロナという豆です。
苦みと甘味のバランスがよくて、おいしくいただきました。
ごちそうさまでした。
コーヒーの香りを楽しみたいときは、少々部屋を涼しくして
ホットでコーヒーをいただきます。
コーヒーのおともに甘いものもついつい…

余談ですが、
うつわは先日いただいた、吉村和美さんの新色のグリーンのそば猪口です。
この色みを出したくて、釉薬をいろいろ試行錯誤なさったそうです。
そんなお話をうかがったこともあって、愛着もひとしおです。

今日は、蔵前にあるアノニマスタジオでおこなわれたおいしいコーヒーの
いれかた教室に行ってきました。

教えてくださったのは、徳島でaalto coffeeというコーヒー焙煎所を
してらっしゃる庄野雄治さんと、in-kyoの中川ちえさんです。
いつも、in-kyoにうかがうと気になっていたキッチンスペースに
はじめて足を踏み入れました。

終始リラックスしたムードで楽しく教えていただけました。
見本を見せていただいてコツを教わった後、庄野さんが教えながら
いれてくださったコーヒーを少しずつ試飲します。
そのあとは、いよいよ自分たちでいれます。
他のみなさんのいれたものを飲ませていただくと、それぞれに
味わいが違います。
同じ条件でいれて、こんなに違いが出るとは思っていなかったので
コーヒーの深みにますます惹きつけられました。
試飲大会の後は、庄野さんとちえさんがあらためておいしいコーヒーを
いれてくださいました。
ちえさんの手元をよーく確認しました。

コーヒーのおともは、dans la natureの松の実と胡椒のタルトです。
とてもとてもおいしいタルトで、胡椒の塩気がコーヒーに良く合いました。
塩味がコーヒーに合うとは、新しい発見でした。

ちょうど庄野さんの新しい本が発売されていたので、aalto coffeeの豆と
一緒に買ってきました。

帰ってきて、すぐに復習復習と思っていれてみたのですが
少しあわててしまったようで、あわてて入れた味がしました。
なかなか難しいです。

collabonに着いたころにはもうすっかり夜になっていました。
なんだかほっとするお店の雰囲気です。

初日に21世紀美術館で、金沢の素敵な情報誌『そらあるき』を
在庫のあるバックナンバーも含めて購入したのですが、なぜか
7だけなかったのを、こちらで見つけて購入しました。
collabonnにはおもしろい本や雑貨がいっぱいありました。
私は、配色のきれいなぽち袋をいただきました。
また、昨日牧山ガラス工房で井上美樹さんに紹介していただいた
清井純一さんの作品も置かれていました。
さてさて、お茶タイムです。
この子は看板犬のdangoくんです。
とてもかわいいです。

椅子に上手に座っているなあと思ったら、こちらに近づいてきて
じっと見つめます。

お店の方(とてもやさしくてかわいい方)がdangoは膝の上に
座りたがるんですとおっしゃって、danngoにむかって「だめ」と
注意されたのですが、おもしろそうなので膝をポンとたたいて、
こっそりおいでというと、dangoはかわいく膝の上に乗ってくれました。

こちらでも二三味珈琲をいただいたのですが、
すっきりしていて香りも良く、とても気に入ったので
お土産用と自宅用に、豆もいただいて帰りました。
パーラーコフクでのんびり過ごした後、昆布やさん`しら井`に向かいました。
井上美樹さんに教えていただきました。
ひがし茶屋街の入口にあります。

こちらでは、美樹さんおすすめのいかのわたいりの干物と昆布巻き、
日高昆布やお土産などをいただきました。

浅野川沿いをお散歩しながら、次の目的地へ。


古本とカフェの`あうん堂`です。

夫は狸森(ムジナモリ)ブレンドとおかきを、
私は二三味ブレンドとマドレーヌをいただきました。
オリジナルのマドラーとBOOK型のクッキーがかわいいですね。

コーヒーを飲みながら、おもしろい本がたくさんある書庫を見てまわりました。
そして、買い逃していたarneの1から8を買って安江町のcollabonに向かいました。
最近、コーヒーのおともに気に入っているものがあります。
蔵前のin-kyoでいただいたあんざい果樹園のジャムです。

紅茶とジャムはよくきくのですが、コーヒーはどうかなと試してみたら
さっぱりしていて、とてもおいしいので最近はまっています。

これも夫には内緒です。

森彦のノエルという名前のブレンドです。

2人分だけミルで挽きました。

80度にさましたお湯を落します。
少しづつ落していくと
泡が出て、むくむくと膨らんできます。



やがてコーヒー液が落ちてきたら
全体にまんべんなくお湯を注ぎます。


さあ出来ました。
甘く、華やかな、とても美味しいコーヒーでした。
ごちそうさまでした。

たかが、ボダムのケニアでコーヒーを淹れてくれました。
フレンチプレス式で淹れると、コーヒーの油分や苦みが出て
野生的な味わいになります。

カップは後藤義国さんのしのぎ
お皿は城進さん
コースターは華順さん
フォークは三谷龍二さんの、梨の木のフォークです。
チーズケーキはモロゾフで買いました。
たかが小さい頃、お父さんお母さんは
モロゾフのチーズケーキを、よく買ってきてくれたそうです。
たかにとって、懐かしくてほっとする味なのです。


今日は、緑の豆で購入したキリマンジャロを淹れてくれました。

大きな穴が1つ、そこからペーパーのとんがりが飛び出しています。
金澤政幸さんの説明によれば『これはネルドリップと同じ原理で
コーヒーの液が滞ることなく豆だけを通過して抽出される仕組み』であり
それが『最初に出るエキスが器具内に溜りやすい』扇形ドリッパーとの
大きな違いなのだそうです。


1分弱ではじめのコーヒー液が落ちます。


コーヒー液が落ちていきます。


あとは挿し湯をします。
水っぽい味になると思われるかもしれませんが
雑味がないのでコーヒーの旨味が際立って
しかもすっきりとした後味になります。


灰粉引きのカップでいただきます。
コースターは坂野友紀さん、
お菓子は、梅花亭の豆大福です。

ぼくはつぶあんです。
とても美味しいおやつでした。
今日は久しぶりに、KONO式でコーヒーをいれました。
緑の豆でキリマンジャロという豆を買ってきたので、試してみたくなったのです。
まだ淹れ方が下手なので苦みが強いのですが、梅花亭の栗ようかんと一緒に
いただくとちょうどよくおいしかったです。

カップは深田容子さんのものです。
ふっくらとしたカタチと、土の器の肌触りが
とても気にいっています。
コーヒーによく合います。
コースターは革作家の華順さんのもので
購入してからずいぶんたったので、革独特の
味がでてきました。
華順さんの作品は長財布も愛用しています。
好きな器でいただくおやつは、少しぜいたくで良い気もちがします。